RISE Fishing Report 2001

伊豆一周 デイライトエギングの旅

船アオリ初挑戦の Nobit さん

ダブルヘッダー編(1)

2001年4月17日

対象魚:アオリイカ
場所:沼津市久料港 魚磯丸、午後は沼津エリアの堤防
釣果:★★★☆☆

ここの所、アオリイカめじろ押しのフィッシングレポート。それぐらいデイライトエギングは面白い! まだチャレンジしていない貴方、呑気に構えてるとシーズンが終わっちゃうよ。水温もだいぶ温かくなったし、キロオーバー・ゲットの報告も多くなってきた。今がまさに旬ですぞ!!

さあ、それでは今回は船アオリを午前中に楽しみ、午後は沼津エリアの陸ッパリという“ダブルヘッダー”のアオリイカ釣りをレポートしよう。お世話になる船は、沼津市久料港の魚磯丸。参加者は9名。その中には普段、お客さんに釣らせる立場の庄治郎丸アオリイカ船船長、ヒカルちゃんの姿もあった。たまには違う船宿でのんびりっていうのも良いでしょ? ねぇ、ヒカルちゃん。

一行は魚磯丸に 5:00 集合、前回の時(3月)より1時間も早いのに辺りはすでに明るくなっている。到着後、朝の挨拶もそこそこにタックルを船に積み込み準備、準備。ヒカルちゃんは「景色が綺麗だな〜、これだけでもいいね〜。」とご機嫌だった。

左から田中ちゃん、恵ちゃん、ヒカルちゃん

左から茅ケ崎港一俊丸の田中船長。魚磯丸の“看板娘”恵ちゃん、庄治郎丸のヒカル船長

仕掛けは前回同様の物。おさらいがてら、タックルとテクニックをもう一度紹介しておこう。

ロッドはベイマティックのベイトタイプ。おすすめは BVC-603 。リールはバス用ベイトリールに PE ラインの 1〜1.5号をセット。その先の中オモリは 8〜15号を水深や潮流によって使い分ける。さらにリーダーとして16〜20lb のナイロン、もしくはフロロカーボンを3ヒロ。(4.5〜5m)最後にお気に入りの餌木をセットすれば OK。

餌木はあなたの釣果を左右する、命よりも大事な物・・・。まあ、それは冗談だけど、餌木だけは、サイズとカラーバリエーションが多ければ多いほどヒット率が高まるというのも事実。アタリエギを持ってないと、とても悲しいことになるので十分用意してほしい。(現場売りは高いよ)

もちろん、こんなリグだからキャスティングはできない。仕掛けは手で投入する。この時、気を付けなければならないのは、仕掛けの投入方法だ。これが解らないと仕掛けがヨレたり、絡んだりして釣りどころではない。

まず、潮の向きを確認する。潮の向きが解ったら、潮下に餌木を投入してから手前にオモリを落とす。こんな簡単なことだけれども、これが解っているか、いないかで大違い。おっと、その前にやっておかなくてはならないことが・・・。

それはリーダーの長さチェックである。ただでさえ 5m もあるリーダー。ちゃんと底取りができないとイカが釣れないだけじゃなく、餌木がいくつあっても足りない。かといって、根がかりのないエリアにはアオリイカもいないから、これは必須の作業だ。

リーダーの長さを調べるには・・・まず、餌木をトップガイドに掛けてクラッチを OFF。リーダー分のラインが出たら餌木を外してオモリがトップガイドに当たるまで巻く。このハンドルの回転数がリーダー分の長さなのでこの回転数を覚えておこう。そうすれば、オモリの着底後、素早くリーダー分だけ巻き上げればきっちりと底を取れたことになる。ただし、船釣りの場合、波の影響による、船の上下幅と根の起伏もあるので、余計に3〜4回巻いておいたほうが無難だね。

さあ、釣り方が解ったら後はイカを乗せるだけ。釣り方はもっと簡単。基本的にはロッドティップを下げた状態で構えて、ビシュッ!と素早くシャクり、素早く戻す。そして、跳ねた餌木が沈み、元に戻ったころを見計らってビシュッ!の繰り返し。

こんな単調作業の繰り返しでイカをゲット出来てしまうのだよ。このシャクリのスピード、シャクリ幅はその日、その場所、イカの活性や機嫌によって変わってくるので、色々と試し、イカ様のご機嫌を伺おう。もし、イカ様がお気に入りになれば連続ヒットも珍しくない。そのためにも、気にいってもらえるように努力が必要なのだ。

しかし、シャクリが良くても、餌木が気に入らなければプイとソッポを向いてしまうほどイカは我がまま野郎でもある。だから、シャクリのパターン、餌木のパターンを数多く用意して、数回チェックしてみてダメなら頻繁に交換し、その日のイカ様お気に入りのシャクリ、餌木を探ることが大事だ。これさえ見つければ、あなたはイカ様にモテモテになること間違いなし。それではレポートに戻りましょう。