RISE Fishing Report 2004

EXPRESSION CUP in 三浦

メバル メバル メバル

3月13日に行われたEXPRESSION CUP in 三浦。メバルゲームには厳しい強風という悪条件ではあったが、何と総勢84名の参加者が集まり大変楽しい大会となりました。

午後5時半より、各自思い思いのポイントへ向けて出発。この風をいかに攻略するかが今回の大きなキーポイントとなる。午後9時30分頃から検量を開始すると、悪条件で心配していたことなど吹き飛ばす程の状態となった。検量所は釣りから戻ったアングラー達でごった返しスタッフも大わらわ。嬉しい悲鳴が飛び出した。

ウェイインされたメバル

ウェイインされたメバル

ウェイインに来られたアングラーは45名でメバルの総ウェイイン数は242本もあり、かつてない大接戦となりました。ほとんどの方がライブフィッシュで持ち込まれ、検量が終わるとすぐにエアレギュレター付きの大型ライブウェルに移され、表彰式後にはすべて無事にリリース。

メバルキング表彰式

左から岡田さん、高梨さん、森さん

この大接戦の結果はやはり僅差で、上位3名のサイズの差が僅か1.5cm。撃戦を勝ち抜き、初代メバルキングに輝いたのは高梨和浩さん。僅か2mmという差で準メバルキングになってしまったのは岡田正行さん。僅かに届かなかった3位の森健二さん。そして、ヒラメ、アイナメ、シーバスなど3種の外道を釣ってきた山本慎一さんには外道賞が送られた。そして、初代メバルクィーンに輝いた竹村彰子さん。以上の方が今回の入賞者である。

メバルキングに輝いた高梨さんのコメントは、潮が引いた磯場のシャローをスイミングで活性の高いメバルを拾っていくパターン。このやり方でメバルの24cm・23.5cmをエントリー。さらに20cmオーバーを8匹。又外道でカサゴを3匹というブッチギリの好成績を叩き出しました。

これからが最盛期となるメバルゲームですが、今後の傾向と対策を教えちゃいます。

狙い方やポイントなどは先月とさほど変わらないのですが、これからの時期はランカーメバルが狙って獲れる最高のシーズンとなるので、今回はこのランカーメバル・ハンティング・テクを紹介。

まずポイント選びですが、メインフィールドはやはり磯場やゴロタ場等が間違いないでしょう。狙い方はとにかくミノーが圧倒的です。しかしながら数が伸びないのも事実です。では何故ミノーにこだわるのかを説明します。

春先のベイトとなる稚アユ・トウゴロイワシ・ボラっ子等が最大の理由です。特にこの時期風が当たっている磯場等は、このベイト達がたまりやすい為メバルにとっては絶好の餌場となるからです。この時期、すでに磯場には7〜9cm程もある小魚が多く見受けられます。

さらに、アピール、ルアーボリュームの問題も忘れられません。大型のメバルになればなるほどミノーフィーダーの傾向が強くなるのも、ミノーの方が効果的になってくる要因の1つでしょう。決してワームで釣れないわけではありませんが、やはりここは一発大物を狙ってミノーイングで攻めてみたいものです。

ルアーサイズも今まで以上の物を選んだほうが良いでしょう。サイズは7〜12cmです。今までワームの釣りがメインだった方はかなり戸惑うと思いますが、ハッキリ言って7〜12cmです。(2度も言うな!)

実際、20cmを越えるメバルであれば、10cmもあるような小魚を平気で襲います。身体が大きくなればそれだけ大量のエサを摂取するもの。大型のメバルが小さいエサをチョコチョコ食べるでしょうか?きっと、ボリュームがある、一発で空腹を満たしてくれるようなベイトを捕食するでしょう。

磯場などは潮通しも良く、非常に水も澄んでいます。メバルはご存知のとおり目が非常にデカイ。とすれば目も良いかもしれません。小さいベイトと大きなベイトがいた場合、どちらが目立つか、どちらがアピールするか? 存在感を考えたら簡単なことですね。

ワームで釣った方なら経験あると思いますが、同じ色のワームを使っていると必ず釣れなくなってしまいます。おそらく見切ってしまうからだと思いますが、これはミノーでも全く一緒ですので、ワームを選ぶ時と同じようにカラーリングに関しては沢山持っているとそれだけ多くのパターンにはめることも出来、数を延ばす事が出来ます。

メバル メバル メバル

さらに突っ込んだ場所選びですが、磯場でもライトが当たっている場所を選んで下さい。それも白灯ではなく赤灯です。そうあのオレンジのライトです。前にも説明しましたが、白灯は水の中まで照らしてしまいますが、赤灯は水面しか照らしていません。圧倒的に赤灯の方が有利です。

皆さんの乗っている車のライトが良い例です。最近使われているH・I・Dライトですが物凄く白く明るいライトです。この白い光は光線透過率が他のライトに比べ非常に高いので、水面を照らすと水底まで解ります。光線透過率が高いということは影を落としてしまった場合、影もそれだけ水中に入ってしまうことになり、魚に警戒心を与えてしまうことになります。

多かれ少なかれ、影は出来るだけ水中に落とさないよう釣りをする際ポジショニングを考えてアプローチすると良いでしょう。こんな些細なことでも釣果に大きく影響してくるものなんですよ。

長々となりましたがこれらを参考にしてみて下さい。夢の尺メバル(30cmオーバー)にぐっと近づくと思います。(本当かよ?)是非、頑張ってランカーメバルを狙って獲って下さい。もし、釣れたらお店に写真を持ってきてください。掲示板でみんなに自慢しちゃいましょう。


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