RISE Fishing Report 2003

やったのか? 沖縄遠征釣行紀

去年の30kgオーバーのキハダマグロが忘れられず、今年も懲りない面々で沖縄遠征行って来ました。メンバーは、いつもの松井、近藤ペア、岡部さん、my wife、そして、私の5名。今年もビッグワンを求めてのツアーとなったのだが・・・・

AM 6:30 羽田空港に集合し、一路那覇空港へと飛び立った。皆、毎度の事ながら前日の不眠で、離陸と同時に夢の中へ。夢が覚めたときにはすでに那覇空港へ着陸していた。

半年降りの那覇空港。みんなのやる気とはウラハラに空は「雲一つ無い、真っ青な沖縄ブルー」とは、とてもかけ離れたグレー一色。おまけに空からは大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちている。沖縄まで来て、こんな天気。泣きたいのはコッチだよ。皆の日頃の行いが良いせいか、到着日が沖縄の梅雨入りとなった。

暗雲立込めるスタートを切った、今回の沖縄遠征。どうなることやら? 空港に到着早々、いつもお世話になっている“オーバージョイ”の桜田氏から連絡が入った。午後からお願いしていたボートだが、この天気で、おまけに雷雲があるため、中止の連絡が…。

まことに幸先の良いスタートである。

こうなったら、現状を楽しむしかない。予定を大幅変更。昨年来たときに、みんなで絶賛した、那覇空港近くにある、沖縄そば屋の“守礼そば”で腹ごなし。沖縄そばでも食べて、まずは沖縄気分にひたる。

守礼そば

お腹も満たされ、これかお世話になる万座ビーチホテルへ。チェックイン後、静にしているメンバーのはずが無く、ボートが駄目なら陸っパリ。夕食時間まで裏の堤防でライトゲーム。ここは、以前に「デカアオリをバッコバコ」と良い思いをしたポイントである。でも、地元の釣り人が先端部の良い場所をキープ。仕方なく、手前のシャローをチェック。

すると、足元に浮いているではないか。目の前にキャストし、トゥイッチ。ためらい無くヒット。なんて簡単なんだ、沖縄エギング。この後、入れ乗り10発。サイズは300〜500gクラスだけど、面白かった。久々の入れ掛かりを満喫しました。明日からが本番よー。

翌日、天候も回復。今日から一泊二日の船中泊。目指すは粟国島沖のパヤオ“ニライ13号”。昨年、私がチンバニーをゲットしたパヤオだ。豪華クルーザー“レディーラック”にタックルを積み込み、2時間のクルージング。もちろん、移動中は作戦会議。zzzzz・・・・。

エンジン音の変化と共に、みんなムクムクと起きだし、タックル準備。パヤオは目の前。鳥も飛び回り、見渡すかぎり、スーパービッグなナブラがアチラコチラで起きている。眠気も一気に吹き飛び、キャスティング開始。が、昨年と違うのがイマイチ反応が悪い。それもそのはず、ベイトが4〜5cmクラスのムロアジッコだったのだ。

これにシイラやカツオ、キハダがボイルしているのだ。ボイルを直撃しても、ルアーサイズが合わないので、チェイスすらない。そこで、目先を変えてあげる意味で、ボイルを外してペンシルをキャストすると、バシュ! あれだけ見切っていたルアーを簡単にアタックしてくる。

キメジ

カツオ中、キメジだらけ

パターンが解れば、コッチのものさ。この後はしばし、入れ食いタイムを堪能。ワンキャスト4バイトは当たり前。高活性過ぎて、水面炸裂とともに、ルアーをはじき飛ばしてしまう。人間、贅沢なもので、入れ食いを続けすぎると、より楽しいゲームをしたくなるもの。

夕マヅメに遊ぶために積んだライトタックルを取りだし、マッチザベイトのラピッド60をセット。カラーは、ムロアジッコカラーにソックリのブルーチャート。

ナブラ目掛けてキャスト。着水と同時にドラグが唸った。やっぱ、マッチザベイトは凄い! 4lb&エクスプレション600のタックルではエキサイティング。先ほどまで簡単に上がっていた4〜5kgクラスのカツオやキハダもなかなか上がってこない。ここでしか出来ないファイトを思いっきり楽しむ。

カツオやキハダの他、ツムブリや50cm近いムロアジまで喰ってくる。自分の子供まで喰ってしまうのか・・・。

バウではメーターオーバーのシイラが爆釣。後では私が4lbタックルで何でもありありのゲームで、楽しむ。あっという間に時間は過ぎ、夕マヅメ。(タイトルの画像ね)

ここで、本日のドラマが起こった。近藤さんのキャストしたボルケイナーに140cmオーバーのシイラがヒット。20分前後のファイトの末、自己記録更新。翌日に期待が掛かる。

翌日、天気は一変、空はグレー一色に戻ってしまった。時折、冷たいものが顔を叩く。朝一、粟国島周りのGT をチェックするが反応はゼロ。時間がもったいないので、前日のパヤオへ急ぐ。

近藤さん、シイラ158cm, 24キロをキャッチ!

近藤さん、シイラ158cm, 24キロをキャッチ!

なんと、朝一からドラマ炸裂。昨日、記録更新したばかりの近藤さんに、又もや巨大マンビカーがヒット。前日の練習?の成果もあって、30分弱で上がったモンスターは、158cm、24kgのマグナムサイズ。 タックルはコーラルスター 7012i & 16lb といったライトタックル。後々調べると、JGFAの記録を楽々ブッチぎるトロフィーでした。

開始早々に良い幕開けとなった3日目だが、サスガの日曜日である、パヤオ周りは遊漁船団が出来始め、ボートの少ないパヤオをラン&ガン出攻め廻る。相変わらず、昨日の4〜5kgクラスのカツオやキハダはバコバコと水面に躍り出るのだが、私の狙っている20〜30kgクラスのチンバニーは一向に姿を現さない。時間を追うごとに風も強まり、ウネリも出始めてきた。帰港の時間を考え早めの帰港となった。

4日目。この日は朝からイヤな風が吹いている。案の定、船長と相談の上、波が大きく沖には出れないとのこと。シャローのGTならばなんとかなるだろう、ということで、みんなのリクエストもありGT狙いとなった。

3時間のクルージングで到着したポイントは、ドデカGTの期待が持てる場所。みんな気合いでポッパーをキャスト。でも、大潮という事もあり潮がガンガン流れ、波もザブザブ・・・。

これでは、釣りどころではないとポイント移動。ここでも、近藤さんに!近藤さんのルアーに20kgクラスのGTがチェイス!しかし、活性が低いのか、船べりまで追いかけてしまい、そのまま元の海へ帰っていった。この後しばらく粘るが反応は無し。移動。

本日最後のGTポイントでは、松井君のポッパーに水飛沫がたった!が、ルアーではなく、ルアーの軌跡にGTが反応してしまったようで、ルアーは無傷の帰還。今日のGTは御機嫌斜めだったようだ。残るは明日のみ。

最終日。前日の話しが現実になってしまった。風、ウネリも強まり、出船自体が出来なくなってしまった。みんな最終日に掛けていたのだが、残念な結果に不完全燃焼。こんな事で懲りるメンバーでは無い。すぐさまタックルをチェンジし、帰りの飛行機の時間いっぱいまでライトゲームを楽しんだ。シャローのリーフ周りでは、ミーバイが入れ食い。夕マヅメに掛けた河口まわりでは、小さいながらも、GT(平塚ではメッキと呼ぶ)の入れ食いを楽しんだ。

リーフでライトタックルゲーム ハタ

リーフでライトタックルゲーム

今回は、梅雨に泣かされた旅行だったけど、このストレスは来年に取っておこう。ちなみに、後から聞いた情報では、日曜日にトローリングで、何と! 380kg もあるクロマグロが釣れたらしい。でも、こんなのがヒットしたって、上げられなかったけどね。


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