RISE Fishing Report 2003

2003 BATTLE DOLPHIN 結果発表

今年もバトルドルフィンの季節がやって来た。

今年は例年になく、異常と言えるほどの長梅雨で、気温も上がらず今年はどんなもんか?と思ったが、参加者の行いが良いお陰で大会数日前に梅雨明け宣言。大会当日は、久々の晴天で、早朝から蒸し暑い程のシイラ日和。

今回は64名の参加者が4隻のボートに分乗。ボートは、第3庄治郎丸には石井、遠藤ペアがインスト。第5庄治郎丸には、清野、本多ペアにシイラと言ったらこの人、原田さんが乗船。本日大本命で人気もNo1である第6庄治郎丸には高橋、野呂弟ペア。最後、第12号庄治郎丸には内藤、BOBペアとなった。

5:30。ルール説明、各ボートのインストラクターより挨拶があり、各自、自分の選んだボートに乗り込んだ。トーナメントスタートが6:00。各ボートはべた凪の相模湾に散っていった。今年のウィナーはどのボートから出て来るのか?

私の乗った12号艇は大会参加ボートで最小。皆と同じエリアを廻っても後手後手になること間違いなし。それでは、叩かれていないエリアを廻ろうと、他のボートが行かない南から東方面へ進路を向けた。

まずは、平塚から一気に南下し、際の汚い潮と沖から差してくるであろう、良い潮との潮目を探した。が、行けども行けどもその潮目が見つからず、東へ進路を進めた。やっとのことで、潮目を発見。すでに一時間が経過。この潮目を流すことにした。バウでは一発大物狙いのGTポッパーが潮目目掛けて飛んでいった。

他のアングラーもキャスティング開始。が、しばらく狙うが、潮色が芳しくないのか、シイラの姿は見えず。この潮目を大きく移動すると、前方でシイラがジャンプ。即、そのエリアへ向かい、キャスト開始。しかし、すでにシイラは何処えやら。姿すら見えない状況。

でも、今まで反応の無かった潮目で初めてシイラの姿を確認。この近辺にいるはずだと、また潮目を流しながらキャストを続けた。狙いは的中!GTポッパーにモンスタークラスがアタック!この後から同サイズのシイラが6匹くらい姿を見せた。活性は高く、マグナムサイズのトップにガンガンアタック!4名がヒット。これが取れれば優勝間違いなしだ!やった〜!!

他のアングラーのマナーも良く、船上では4名の為にキャストを待っていてくれる。が、ポロリポロリとフックアウトやラインブレイク・・・・・。なんてこったい。最後に残った一本を時間をかけてランディング。これが、全長125cmのビッグワン。あ〜、他のサイズが同サイズだとしたらなんて勿体ないことを!ダレとは言いませんが、O氏!フックがサビサビではマグナムサイズのシイラにはフックアップしませんぞ!

その後、また良い潮を求めて南下。所々でナブラは見えるが全てソーダガツオ。普通、このソーダガツオのナブラには大型シイラが付いているのだが、今日はお留守のよう。やっとのことで良い潮と汚い潮との潮目を発見。しかし、ゴミが固まっておらず、潮のヨレだけ。取りあえずキャスティング開始。延々と潮目を流すが影すらない。時折姿を現すのは、キーパーに満たないペンペンクラス。

ン〜、シイラは何処へ行ってしまったのか?

このままこの潮目を流しても時間の無駄。先程の潮目でシイラが見えはじめたとの無線が入ってきた。それでは戻りましょう。

トリヤマ、ナブラはあるがやはりソーダガツオのナブラばかり。ふっと横を見ると2本の背びれが・・・サメ? 記憶を辿ると・・・・カジキじゃね〜か〜。サイズはそれ程大きくない。30kgクラスなので、掛けたら取れるサイズだ。しばらくカジキ目掛けてキャストを繰り返すが無反応・・・・。諦めましょう。

朝一の潮目を発見。相変わらず潮色は芳しくないが、唯一ゴミが溜まっている潮目がココだった。今から西方面を探す時間は無い。この潮目に賭けるしかない。が、延々と潮目流しをしても期待とは裏腹にシイラの姿は見えてこない。

帰港時間まで40分。そろそろ港へ戻ろうかと進路を向けると、その方向にトリヤマが見えた。その下には明らかに今までとは違う水柱が立っている。最後のチャンス!トリヤマへ速効で急げ〜!勇次郎〜!

キハダ

シイラかと思っていたナブラは、なんとキメジのナブラだった。最後だし、お土産釣りと思いきや、真ん中で跳ねているのは4〜5kgクラスだけど、その外周で跳ねているサイズがデカイ!10〜20kgクラスのドラム缶だ。

GTポッパーにバイトは有るものの、下から突き上げて来るため、そして、アングラーも焦っているのかフッキングミスや、ルアーを弾き飛ばしてしまったり。

キハダ

ク〜!こんな時に限って!! バトルドルフィンの時はインストラクターはタックルの持ち込みは禁止。ポイントの探索、魚のランディングのみ。ま〜、こんなもんでしょ。相変わらず、ドカンドカンとキハダが飛び跳ねている。しかし、無情にも時間は刻々と過ぎ、ナブラを後ろ髪引かれる思いで港へ向かった。

4隻が揃い、検量開始。今回の優勝者はどの船から出るのか? 今回のエントリーは21名。

それでは上位3名の発表です。

第3位は、108.5cmをキャッチした添田正さん。第2位は、120cmをキャッチした神澤哲郎さん。

添田さん 神澤さん

堂々の優勝は125cmをキャッチした大工原陽一さん。そう、僕の船に乗っていたアングラーなんですね〜。おめでとうございます。

大工原さん 大工原さん

さらに、優勝魚を出した船に乗っていたアングラー全員に、ファイトに強力してくれたということで、チーム賞が手渡されました。

そして、特別賞とし、80cmをキャッチした小林陽子さんにはレディース賞が贈られました。今年も、怪我やトラブルも無く無事、終ることができました。また、来年も皆様と一緒に楽しみましょう。

そして、ボートの割り振りで移動してくださった参加者の方、御協力戴き、本当に有り難うございました。最後に、バトルドルフィン御協賛メーカーの皆様、多くの豪華商品を有り難うございました。この場を借りしてお礼の言葉とさせていただきます。

順位 氏名 全長 叉長
1 大工原 陽一 12 125 104
2 神澤 哲郎 3 120 101
3 添田 正 6 108.5 90
4 福井 誠 3 107 90
5 鈴木 貴士 5 107 90
6 伊藤 裕直 6 106 91
7 関口 敏之 3 105 88
8 小林 仁志 3 105 85
9 浅倉 孝志 3 104 88
10 磯崎 英治 3 104 87
11 種市 東洋 3 99 82
12 伊藤 慶 6 98.5 80
13 椙尾 和義 3 98 83
14 中村 彰宏 5 96 80
15 横室 光則 5 95 79
16 溝口 泰弘 5 93 78
17 丸山 真一 3 88 74
18 川島 和成 3 87 75
19 石谷 純二 6 87 75
20 安井 裕之 3 81 74
21 小林 陽子 6 80 74


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