2002年6月19日
対象魚:アオリイカ
場所:伊豆大島
釣果:★★★★★
前々から仲間内で「渡ろう、渡ろう」と言っていた伊豆大島。これまで企画倒れになってしまうこと5回以上。みんな都合が合わないだ〜、仕事になっただ〜の連続で、全員の都合が付けば悪天候という始末。これまでは、ことごとく大島に嫌われてきた。
でも、さすがの伊豆大島も私たちの粘りに負けたのか、今回は今までと正反対。前日は大雨&大風、おまけに雷が鳴るような最悪天候であったが、当日は梅雨の晴れ間、おまけに30℃を越える真夏日になった。今日は快晴、無風、ベタ凪。シイラには最高の条件だ!
おっと、今回はアオリイカだった。もちろん、アオリイカにだって最高の条件だ。
大島までは、伊東港から東海汽船の高速船、“アルバトロス”で出発。一便で大島に渡るのだが、それまでの時間がもったいない、という事で、出船時間までアオリイカを狙うことになった。
まずは、行きがけの駄賃で、宇佐美港をチェック。だが、一週間前の熱帯低気圧のウネリで手前に繁茂していた海藻類がほとんど切れて無くなっている。ン〜?しばらくチェックしてみるがやはり反応は無い。移動間際に400gほどの中型が餌木にちょっかいを出しに来て終了。
次に向かったのは、伊東港 新井堤防。ここはアオリイカの実績 No.1 スポットで、私のお気に入りポイントの一つ。まずは、定石どおり、港内の係留船やロープに付いているであろう、アオリイカを探ってみるが反応がない。そのまま、先端部をチェックしに行くと、キロクラスがチェイスしてきたのだが、痛恨のフッキングミスで、真っ黒な煙幕と触手の先っちょを残して姿を消してしまった。
ウニウニと動くもんだから、つい、パクッ。口の中で吸盤がペタペタとくっついてしまう。
今度は、白灯堤防へ移動。外側のテトラポットから沖へ向かってキャスト。シャクって来た餌木が見えた時、手前のテトラ際から黒い物体が飛びだした。チョンチョンとアクションをくわえた途端、餌木を抱いたのが見えた。餌木を抱いて、泳ぎだすのを確認してから、フッキング。
ビュー、ビューと墨を吐いて興奮気味のアオリイカ。サイズは500gといったところか?「昌〜! 写真撮ってくれ〜!」あ、あんな遠くに行っちゃった。しょうがない、リリース・・。
そんなことをしていると、乗船時間になった。チケットを買い、我々をアオリアイランドに連れていってくれる“アルバトロス”に乗り込む。稲取を経由して、大島へ。所要時間は1時間10分。ちなみに料金は片道 \3,500也。船中では、心地よい揺れと寝不足のWパンチが睡魔を誘い、即、記憶喪失。記憶を呼び戻してくれたのは、大島到着のアナウンスであった。
岡田港到着である。みんな待ってるかな? 実は、昨日から大島に乗り込んでいる、釣りバカトリオがいるのだ。毎回、登場しているので、みなさんも名前を覚えてしまっただろう。イカオヤジこと鈴木さんと、マッツンこと、松井さん、そして、紅一点のドゥーこと、近藤さんの3名だ。
彼らは前日から大島に渡って、私たちよりひと足先にアオリ三昧!を企んでいたようだ。抜け駆けはなしだよ〜。そんな悪さを神様は許さなかった。彼らの乗った船が岡田港に入港する頃、港は大雨。おまけに風も強く、真横に雨が降っている状況だったとか。釣りどころではなく、一日、温泉に浸かってのんびりしていたとのこと。ね、抜け駆けするとこーゆー事になるんだよ? 今度から気を付けるように!!
軽い挨拶の後、レンタカーに荷物を積み込み、前日、島内をチェックしておいたというので、良さそうなポイントをチェック。帰りは4:10。すでにタイムリミット5時間半を切った。速効で移動だ。
時間が無いので、一番遠い波浮港へ行ってチェックしながら帰ってこよう、ということ。40分かけて波浮港に到着。みんな、いつもより、タックル準備が早すぎる。何かおかしいぞ?前日入った3人はポイントを知っているかのように、散っていった。怪し〜!
予感は的中! 昨日出来なかったストレスを発散するため、私たちを迎えに来る前に早起きして、すでにココで一シャクリしてきたらしい。その時に良いポイントをチェックしていたようだ。朝はキロクラスがワラワラと沸いてきたらしい。それだな〜?
波浮港では、回遊してきたアオリを3杯ゲット。サイトゲームは楽しいね〜。時間が無い、移動移動。今度は、波浮港から少し戻った所にある、野増漁港。ここでは、開始早々、↓だ。
人がタックル準備していると、2人して「ヒット〜」「乗ったぞ〜」のハモり。タックルそっちのけで、写真撮影。パチリ。やっぱ、イカがスレていないからか、居そうな場所には必ず付いている。
それぞ、デイライトエギングの楽しさだ。ここでは、この後、鈴木さんが一杯追加。それにしても、サイズが伸びない。多分、ビッグワンのパターンにハマッていないのだろう。でも、今回は初大島ということで、ポイントチェックが主体、サイズはどうでも良いのだ。さ〜、時間がないぞ〜。
帰りの出航時間が押し迫ってきた。も〜、時間が足らないよ〜。今度来るときは絶対、一泊二日でくるかんね。
最後にチェックしたのは、船が出航する岡田港。横ではフェリーが、ガンガンエンジンを掛けている。普通だったら、イカなんて警戒してそうなポイント。でも、ここは大島なのか、フェリー乗り場から続いている漁港周りには、スクーリングしているアオリイカが確認できる。
そのスクールに向かって、餌木をキャスト。水面下をトゥイッチしてフォーリングさせると、我先!とばかりに、数杯で飛びついてくる。
ヒットして、目の前、墨だらけの中でもラインがビュンビュン走る。久々にサイトの入れ掛かりを楽しんだ。そんな楽しいゲームを満喫していると、マッツンが呼んでいる。
何か?と覗きに行くと、テトラ際にまあまあサイズが見えるじゃないか。戴き!とばかりにキャスト。2回ダートさせて、フォールさせると徐々に興奮してきた。そのうち、我慢しきれなくなったのか、餌木に向かってダッシュ。いただき〜!グワ〜ングワ〜ンファイトの末、ゲットしたのは1キロチョイ。やり〜。
今回は、サイズに恵まれなかったけど、数釣りで楽しめたから良しとしますかね!