2001年7月4日
対象魚:シイラ
場所:相模湾、庄治郎丸
釣果:★★☆☆☆
今年の相模湾はシイラが好調。昨年のデーターから比較しても、これは一目瞭然。昨年のメーターオーバーキャッチは7月中頃なのに比べ、今年は6月中旬にゲット。これを皮切りに6月末からメーターラッシュが始まった。7/2には135cmのビッグサイズもゲットされ、シイラアングラーを早くも狂喜乱舞させている。
「すごい、活性高いよ〜、今年のシイラは」「ミノーよりは、トップの方が、断然アタックしてくるね」なんて言われれば、誰だって「ちょっと、乗ってみようかな?」と思うのが釣り師の性。
シイラゲームではもうお馴染みのボブペン、カヤジャーク、そして、今年デビューのニューアイテムをボックスに積み込み、庄治郎丸へ GO。おっと、今年もワカシが多いようだから、マグナムトップは欠かせないアイテムだな。
シイラ用三種の神器
“○○男のノロ”と言われているが、今年はチョット違うよ! 相模湾はべた凪、天気予報でもバッチリのシイラ日より。今年はい〜天気だあ。海面はチョイガスがかって、風も無し。やばいことになるんじゃないの? しいて言えば、南のさざ波が無ければもっと良かったんだけど・・・
私の経験上、朝からモワッと蒸す朝で、海面はガスで真っ白。おまけに海面は湖のようにべったりな日は、とんでもないことが起こる前触れ。記憶に残る、メーターラッシュはこの条件にピッタリの日ばかりなのだ。当日はその条件とはチョット違うけど、まあ、悪くないかな、といった感じ。タックルを準備していざ出発。
ン〜、やっぱり南のウネリが少し残ってるな〜。昨日あれだけ吹いたからしょうがないか。第六庄治郎丸はシイラを探して相模湾を走る。お馴染みの堺船長は日本で本格的にシイラ船を始めた最初のキャプテン。シイラでこの人の右にでる人は居ない、なんて言われるくらいの名キャプテンなのだ。
移動中、キャビンの中で最近の近況を聞いてみる。やはり、毎日海に出ている人の情報は何よりのデーター。今度、堺キャプテンの船に乗ることがあったら、色々と聞いてみるといい。きっと役に立つ事だらけだ。私も色々と教えてもらって、勉強になっている。何も狙うところがない日なんかは暇でしょうがないでしょ? こんな時こそ情報収集のタイミング。
メディアや雑誌では吸収出来ない大切なものを得ることが出きるはずだ。「最近、シイラの様子はどうですか?」でツカミは OK。今度は勇気を出して、話しをしてみよう。親しくなればマル秘情報だって入ってくるかも。
そんなこんなでエンジン音がアイドリングに。ポイント到着の合図である。え?こんな近いところにもう、シイラは入ってるの?港から3マイルくらいの所だろうか、町並みがハッキリと見える様な場所で東西に伸びる潮目を発見。さあ、ゲーム開始だ。
ドドドドド〜とアイドリングで潮目を流していく。前ではインストの仲田がツナペンを投げまくり、シイラの有無を確認。広大に広がる潮目は投げてナンボ。「魚がいないな〜」と思っても投げ続けていると、いきなり真下からシイラの群が浮いてくる事が多々ある。これも投げ続けなければ、魚の居ない潮目で終わってしまうのだが、投げ続けていると、突然シイラが沸いてくるのだ。
この日もそのパターン。なんの変哲もない潮目。トップを投げ続けていると、下からシイラが沸いてきた。ペンペンサイズだが、バタバタとヒット。が、ルアーを投げることをやめてしまうと、シイラはディープへと潜ってしまうのだ。
また、ルアーをキャストし始めると、下からワラワラと沸いてくる。移動を繰り返していると、前方でペンペンシイラがピョンピョン跳ねている。ティーザーのボブペンをキャスト。着水と同時にパニックダンスで水面を誘っていると、ガンガンアタックしてくる。
その横で鈴木さんが入れ食いモード。ワンキャストワンヒット。「やばいよ〜。これ」あ〜、こんな時に使ってるな〜、シークレットルアーを! そうです、ボブペンに続く第2弾! ボブシリーズのアレをキャストしてたのだ。「これ、封印だよ」と言いながらもキャストを繰り返している。
ウワサの爆釣ルアー“ボブ トゥイッチャー”
ン〜、気になる? アレ? ど〜しよっかな〜。気になる方はお店まで。でも7月中頃まで待ってね。初回入荷の50本は3日で完売してしまいました。シイラだけでなく、カツオ、マグロにも効果絶大のルアー。餌だな、こりゃ。
でも、サイズが小さい。「ちっちぇ〜のばっかだな〜。やっぱベイトが居ね〜とペンペンだな」と堺さん。ベイト探してデカイの釣るか、とポイント移動。
しばらく走ると、ゴミの溜まった潮目に遭遇。ここにはベイトとなるワカシの姿が確認出来た。期待は持てそうだ、と潮目を流して間もなく、トモでやっていたアングラーがドラグを鳴らしている。ビッグベイト=ビッグフィッシュ。定説どおり。明らかにでかい魚に入れ替わっている。
ファイトの末、魚体が見えた。メーターオーバーだ。と思った瞬間、最後の突っ込みで船の下に潜り込んだ。バッチ〜ン!! あ! Oh My God ! 残念、船底にラインが触れてしまったのか、ラインブレイク。こんな日もあるさ。
気を取り直し、潮目を流し始めると、又もや、トモのアングラーにヒット。慎重なやり取りの末、上がってきたのは80cmクラスのまあまあサイズ。リップレスミノー140/EXカラー、マグロをガッチリをくわえていた。初挑戦で80cmをゲットと喜んでいた。おめでとう!
しばらく流してみるが反応がない。移動と走っていると、視界のハズレに水しぶきが見えた。?と視線を向けると間違いではない。「いた〜!」とボブペン12cmシンキング・ピンクをキャスト。堺さんも慌ててニュートラルに。
このような移動中にフラツキを見つけたら、大きな声でキャプテンにアピールしてキャスト。ルアーを投げてしまえばキャプテンも止まってくれる。この単発が巨大な群に化ける事があるからだ。
ボブペンがパニックダンスを繰り返す後ろで、大きな波が盛り上がった。その瞬間、フッキング。メーターオーバーだ。かっこい〜! インストみたい。どうも単発みたいで、一匹しか見えなかった。が、ジャンプ一発で口からルアーがポロ。カッコワリ〜、だせ〜インスト。
頭をぽりぽりと掻きながらキャビンにいくと、「もっとデカイのがいたぞ。4本くらいいて一番小っちゃいのが喰ってた」と堺さん。
あちゃ〜、やっぱ、着いてたのね。そのデカイのが他のルアーにも反応したんだけど、いまいちバイトまでは至らなかったとか。120cm以上はあるな、とのこと。
魚は居る、とまた、潮目流しをしていると、ビッグペンシル、ツナペン25cmをキャストし続けていた Tomy さんにメーターオーバーが背ビレを出して猛チェイス。やはり、ビッグベイトには高反応を示すようだ。
「来た来た〜、でっかいのが追ってきたよ〜」と興奮状態。だが、リールが小さく、ラインスラックが巻き取れなかったため、うまく誘えなかったらしく、魚は船べりまで来てUターン。残念でした。今度はデカイスピニングでトライしましょう。その時こそビッグワンをゲッチュ〜!
その後、沖へ走ってみるが、ポイントも無くそのまま帰港となった。
すでにビッグサイズのシイラは相模湾に姿を現している、おまけにベイトとなるワカシも今年は豊富。楽しいマグナムプラッギングができるぞ〜!
まだ、シイラ船に乗っていない貴方、早くしないと楽しいシーズンを逃しちゃうぞ。今すぐ、ボブペンを持って庄治郎丸へ走ろう!
さて、今回はムービーを作ってみました。それでは早速、音量を調節してスイッチ・オン。
2001.7.4. 相模湾真鶴半島沖(4:33)
(QuickTime Streaming Movie 14.4MB)