RISE Fishing Report

みちのく底物探検隊

松島湾を疾走するボート

爆釣! ボートマゴチゲーム編

2001年6月23日

対象魚:マゴチ
場所:仙台、松島湾
釣果:★★★★★

さあ、今回のメインターゲット、マゴチのボートゲーム。気分が良いまま、突き進みたいね〜。根魚イレパクで気分を良くした底物探検隊。午後のマゴチボート乗り場は宿から30歩の場所。そう、目と鼻の先。道を挟んだ向かい側なのだ。出船まで時間もあるし、今晩帰らなくてはいけないし、ということで、お昼寝と決め込んだ。爆睡!!

「そろそろ、出る」と PM 3:00 に出船。夕方がいい、と言う事で時間をずらして出船してもらった。「今日も行けますよ」とキャプテンも自信満々。

30分走って待望のポイントに到着。なんと、昨日まったく反応の無かった大浜の沖である。大丈夫かい?

「ここですよ。ほんと、釣れますよ」とはキャプテン。はいどうぞ、の合図でキャスト。水深は 5〜7m 前後とシャローエリアである。ジグヘッドも 1/8~1/4oz までで十分。ボトムまで沈めて、スイミング。タダ巻きしたり、キャロったりとヒットパターンを見つける。

なんと、ファーストヒットはブルーだった青山さんだ。昨日のサーフでも坊主、今朝の根魚でもネウが釣れなかった青山さんだ。ど〜しちまったんだ? 何か憑いたか? この後も2本目、3本目と一人で立て続けにヒットさせている。パターンを掴んだか? やばいな〜。

「うわ〜、また喰った〜」とご機嫌の青山さん。何が違うんだろう? ン? !!解った! ヒットパターンを見つけたぜ! これさえ解ればこっちのもんだ。お言葉どおり、ここからマゴチ入れ食いモードに突入。ダブルヒットは当たり前。トリプルヒットも出来ちゃうのだ。

そのパターンとは、キャスト後、ボトムを取り、キャロってくる。すると、「ヨブ」といってボトムが波の影響でデコボコと変化している場所がある。

これは、引いてくると、抵抗が掛かる場所が、上り坂、抵抗が軽くなるのが下り坂なのだが、ここのトップに活性の高いマゴチが着いているらしく、抵抗が変わる場所で、軽くトゥイッチを入れてやると、バイトが集中!

パターンさえ解れば、釣りまくるだけだ。いったれ、いったれ〜い! 普段釣れないマゴチが入れ食い、おまけにうるさい連中だもの、船上が静かな訳がない。バイトがあれば「喰ってる、喰ってるよ〜」と大騒ぎ、ファイトをすれば「引いてる、引いてるよ〜」と雄叫び連発、キャッチをすれば「デカイ! でも、ごぼう抜き〜。ヨッシャ〜!!」とガッツポーズ。と笑いが途絶えない船上だった。

それにしてもキャプテンは後悔しただろうな〜、こんなうるさい連中を乗せちゃってさ。

「どれくらい釣った?」

「20本くらい釣ったんじゃない?」

「キャプテン、昨日は何本?」

「24本です」

「目標、26本」

と前日記録に挑戦。この調子で釣りまくる。それにしても、この下はどうなっているのだろう。バイトが途絶えないのだ。きっと、マゴチが重なっているにちがいない。そのうち、うるさいピンクが大騒ぎし始めた。ベイマティック BVS-601 がバットから入っている。「でかいよ〜これ。ベイマティック、こんなに曲ってるよ〜」とバットを指さして叫んでいる。

マゴチ52cm

水面に上がってきたマゴチはホントにでかかった。本日のビッグワン、52cm だ〜。もう、うるさい船上がさらに輪をかけてうるさくなった。ここで本日目標の26本もクリア。となると、今シーズンの記録更新だ〜。「33本です」ということで、爆釣ラッシュに拍車が掛かる。こうなったら、漁師モード突入。投げる、巻く、掛ける、上げる、リリース。これの繰り返し。もう、フィッシングマシーンと化したみちのく底物探検隊。

でもホント、魚影が濃いんだな、ここは。ちなみにポイント移動なし。一ヶ所でアンカー打ちっぱなしでこの状態。どう思います? やばいでしょ。日が紅に染まるころ、目標本数突破! なんと、35本ゲット。これも、5人、4時間での釣果。どう? ほんとヤバイでしょ?

「33本は4人で7時間だから、やっぱり今回のほうが釣れてますね」とキャプテンも呆れ顔。

昨日のサーフマゴチの時はどうなるかと思ったけど、今朝のネウ、午後のボートマゴチはウワサ通りの魚影の濃さ。すっかり仙台の虜になってしまったみちのく底物探検隊。

「11月はネウの50cm がアベレージで、マゴチはダメだけど、その代わり、ソイのデカイのがガンガン喰いますよ」

の言葉に11月釣行が帰る前から決定。ど〜なるのか? たのしみだな〜。

大満足のみちのく底物探検隊