RISE Fishing Report

東伊豆、昼間のエギング好釣!

2000年6月23日

対象魚:アオリイカ
場所:東伊豆一帯(伊東港、熱海港)
釣果:★★★☆☆

アオリイカ

最近、テレビ・雑誌の影響で、激増した日中エギングファン。ナイトゲームが主流の関東地方では、とてもインパクトのあるゲームだったに違いない。それを証明するように、ついこの間まで堤防でエギをシャクっているアングラーなど皆無だったのに、最近は、いたるところで見かけるようになった。

6月下旬、伊東港へと足をのばした。ここはアオリイカのメジャーポイントだけあって、アジの泳がせ釣りをしている人で堤防先端部は占領されてしいる。それならばと、外側の堤防を探りながら歩いていると、いますねー、アオリイカが。堤防沿いに入っているテトラポットの際に、300〜500g前後の奴がプカプカと浮いている。いるのが分かれば、即キャスト。お気に入りのアオリーQをスクールの先へキャストして、シャクってくる。

が、イマイチ反応が悪い。そこで、エギをチェンジ。日中のアオリイカは餌木をとてもシビアに見ているのだ。どれだけシビアかというと、同じボディーでも違うカラーでは、入れ喰いとノーバイトくらいの差が出る。

この日もまさに、そのパターン。YO-ZURI 大分型の4号、AT79カラーに換えて一投目、今まで無関心だったアオリイカ達が興味を持ちはじめた。『これはいける!』と、早めのピックアップで活性を上げておき、素早くスクールの先へキャストを決める。思った通り、2回素早くシャクリを入れてフォーリングした途端に餌木を抱いた。

やっぱり、どんなターゲットでも、サイトゲームって楽しいねー。抱きそうで抱かない。そこで、いかに抱かせるかがとてもスリリングな一瞬だ。当たり餌木が見つかってしまえばこっちのもの。まわりにいたアオリも興奮して、ボディーカラーを目まぐるしく変化させながら、餌木をチェイスしてくる。

結局ここでは4杯のアオリをゲットして、帰り道の熱海港へ移動した。熱海港も本命の公園下はいっぱいだった。大堤防へ移動して、外のテトラ際をチェックする。

だが、アオリのスクールが浮いているのを確認できなかった。しかし、これだけテトラポットと、カジメがあるのにいないわけがない。沖へロングキャストして広範囲に探る。餌木もAT79カラーでは反応がないので、同じボディーのXN2カラーへ変更。すると、またもや餌木チェンジ一投目からズシリ。

400グラムのアオリイカ

サーフスター86Lはバットから綺麗に曲がり、独特の締め込みに耐えている。やっぱりいるじゃなーい、とあがってきたのは 400g のちょっとかわいいサイズだった。このあとは、当たりカラーのXN2、お気に入りAT54カラーと両方のローテーションでコンスタントにゲット。

当日は数人のエギングマンが大堤防に乗っていたが、移動せずに一ヶ所でじっとしている人が多かった。そこで、スクールにハマっているならばいいのだが、反応がない場合はこまめに餌木やカラーを替えて当たり餌木を探すこと、自分からポイントを探り歩かないと釣果をのばすことは厳しい。やはり釣果を聞くと全然ダメということだった。

アオリイカは、そこにいれば、数投以内に何かしら反応が出る。だから、回遊を待つより、群を自分で探した方が圧倒的に釣果を伸ばせるはずだ。

まだまだ、日中エギングは絶好調。イマイチ釣果が伸びない方、これから始めようと思っている方、数釣りの心得は、「日中エギングは、餌木のパターンを豊富に持参。そして、こまめにチェンジ。ポイントと釣果は足で稼げ」このふたつを心得ておけば、きっと爆釣間違いなし。さーて、またひとシャクリ行ってきますかー。