RISE Fishing Report 2002

静岡 田子の浦港のシーバス

M2にヒットした60cmのシーバス

昨年、「アオリイカの釣り方がどうしても解らないので、教えてもらいたい。」と連絡をもらい、伊豆一周エギング講座からの付きあいがある岩間君より連絡が入った。

「今、田子の浦港でシーバスが面白いですよ。」情報をもらったのは10月中旬頃だったろうか?

彼は、静岡県の富士市在住のアングラー。彼からしてみれば、田子の浦は目と鼻の先のエリアだ。でも、こっちは平塚。急いでも1時間半は掛かる場所。ま、シーバスなら地元で十分だし・・・とこの時は思っていた。

ま、メールや電話で色々とアドバイスをしたり、近況報告などのやり取りをしていると、なんと!いきなり90cmオーバーのシーバスを釣ってしまったというのだ。田子でもそんなシーバスが居るんだね〜。と相変わらず呑気に構える私。

岩間君の90cmオーバー 90cmオーバー

メールは毎日入り、「昨日は何本、今日は・・・・」と結構、コンスタントにヒットが続いている。

彼、元々?バスマン(未だ現役だね)。今までバス一筋でシーバスの「sの字」も知らない状況下。それで、釣り方やルアーなど色々とメールで質問が殺到するもんだから、あ〜でもない、こ〜でもないと、遠く離れた平塚からアドバイスを送った結果、このような状況になってしまったわけだ。

だから、毎年こんなに釣れるのか?何時まで続くのか?がさっぱり解らず、ン〜?と悩んだ結果、そんなに釣れるなら、釣れるうちに様子を見に行こうとなった訳。

11月頭、すでに連絡をもらってから半月が過ぎていたのだが、相変わらずシーバスは釣れるようだ。

タックルを準備し、東名高速をぶっ飛ばし、待ちあわせの富士インターで合流。毎日爆釣している田子の浦港へ到着した。

到着早々、ショッキングな情報が。私たちが来る前に9?cmと8?cm(細かい数字を忘れた)が釣れてたよ。との事。何〜!!速効、タックルを準備し、しばらく狙ってみるが反応は無い。それじゃ、他のポイントは?という質問に「いや〜、ここで釣れてるから、他は行ったことない。」

なんと呑気な答えだろう。私なら他を漁りまくるのに・・・。でも、他をやってないなら、叩かれていないシーバスがいるかも?とわずかな夢に希望を燃やしポイント開拓。

漁港内に小さな川が流れ込んでいる場所を発見。常夜灯も入っており、条件としては悪く無い。タックルを取りだし、キャスト。バシャバシャ・・・・。ボラ軍団が漁港内を占領している。

ン〜、ベイトは問題ないな〜。しばらくボラの周りに付いているシーバスがいないかチェックするが反応はない。河川内をチェックすると、一瞬、ルアーの後でギラッと光ったように見えたが、ロッドに生命感は伝わらない。この後、数ヶ所チェックしたが反応はゼロ。でも何処も美味しそうはポイントが一杯あった。結局、この日はノーバイトで終了。

ンが!!この二日後、事件が起きた。メールに「昨晩、ヒラスズキっぽいのが釣れた。写真を送るので見て下さい。ポイントは野呂さんがい〜!って言ってたアソコです。」と来たもんだ。

写真を見たら、間違いなくヒラスズキ。ン〜、馬鹿に出来ない場所かも?

で、相変わらず毎日コンスタントにヒットしている田子の浦港。サイズは落ちたけど、未だ釣れますよ。との事でこの日、再度、挑戦となった。

待ちあわせ時間より早く到着してしまい、しばらく時間があったので、アチコチと前回同様ポイント探索。周りが暗くなったころ、電話に連絡が入った。今居る場所を連絡し、合流。ここ数日の条件を聞くと「サイズは以前より落ちましたが、釣れてますよ。」との事。

メッキも釣れるし、セイゴも釣れるという言葉に負け、まずはライトゲームを楽しむことに。

堤防の先端に水銀灯が入り、ここにベイトを求めて入ってくるという。「サイズはメッキもセイゴも20〜30cmくらいですよ。」ということなので、サーフスター76L&4lbのメッキタックル。ルアーは、ラピッド60でチェック。東京湾でも、伊豆半島でもセイゴに何故か強い、ラピッド。

水面をのぞき込むと、事前情報どおり、ライトの下でセイゴが盛んにライズを繰り返している。でも、何を捕食しているのかが確認出来ない。それにしても、前日の雨のせいか、ゴミが多く、ワンキャストワンヒットで釣りにならない。

ゴミを避けながら、チェックしていると、ゴゴン。スローテンポの3回トゥイッチ&ポーズでヒット。でも、セイゴの割りには引くな〜。水面に顔を出したのはセイゴどころか、60cm近いシーバス。も〜。ネットは車のなかだし、ど〜しよう。そんなこんなで、ラインがプチン。糸の切れ目が縁の切れ目。ライズも無くなり、移動。

次のポイントでは、岩間君の友達がシーバスをゲットしたばかりのようで、60cmクラスをリリースする瞬間だった。話しによると、ミノーでも喰うし、トップでバクバクとの事。でも、フッキングが・・・・。って言ってました。

早速、TTペンシル10cmにチェンジ。着水後、2〜3回アクションをしてポーズ。すると、暗がりの中で水面が炸裂。ク〜、乗らない。

岩間君の90cmオーバー アユを吐き出したシーバス

この後すぐに岩間君にヒット。ルアーはリップルポッパー。その直後、内田さんにもヒット。ダブルヒットだ。サイズは50〜60cm弱といったところだが、トップにあれだけ出れば楽しすぎる。

内田さんが釣ったシーバスは15cmのアユを吐き出した。お?これは相模川のオチアユパターンかな?

それじゃ、とお得意のシーバック120SRにチェンジ。カラーはもちろん、オチアユさ〜。

キャスト後、潜らせず、チョイチョイとアクション。水面に引き波を立たせ、シーバスにアピール。後は弱り切ったアユをイメージしてロングポーズ。シーバスもじれったいのか、5〜10秒ポーズの後、水面爆裂。一呼吸置き、フッキング。ロッドが止まる。を?デカイのか?い〜感じでファイト。が、ネット寸前で針はずれ。残念。逃した魚はデカイのだ。

その後、ボラが水面で跳ねだした。よっしゃ!ボラと言ったらMAPS!でしょ。超リアルミノーのM2(ボラシェイプミノー)11cmにチェンジ。

岩間君の90cmオーバー

水面に引き波を立てながらリトリーブ。ガバ!と水面爆裂とともに、グン。即、フッキング。今度はガッチリフッキングを入れた。無事、ネットに入ったのは、アベレージの60cm弱。

結局、この日、4人で15本近くキャッチ。普段はこんなに釣れないよ〜。とのこと。今回はたまたま新しいスクールが入ったときに当ったようだ。

田子の浦情報は本当だったよ。ありがとね、岩間君。今度は湘南を案内します。

きっと、今日もバホバホを楽しんでいるんだろうな〜。うらやますぃ〜!


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