RISE Fishing Report

熱海沖堤 de エギング

イカオヤジにアオリがヒット

2002年4月3日

対象魚:アオリイカ
場所:熱海沖堤
釣果:★★★☆☆

ばっちりデイライトエギングにシーズンイン! みなさん、シャクってますか? え? まだいってないの? もう、ガンガンに乗ってますよ。しゃくらねば。今回は、手堅くアオリイカを釣りたい、ということもあり、下手にアチコチを動き回るよりは沖堤に渡って、じっくりと狙おうということになった。

事のはじまりは、数カ月前。釣り仲間との楽しい宴の最中に起こった。楽しい釣り談議に花を咲かせているうちにアオリイカの話に。「やっぱ、デイライトは興奮ものでしょ」「あの、ガツンとロッドを引ったくるバイトはたまらないね〜」などと話ていると、1人、黙ってしまう男が1人・・・・。

そう、今回の主人公? マッツン(松井さん)であった。アオリイカは未経験。シイラやベイエリアではブイブイ言わせている彼も未だ経験したことのないアオリイカ。情報の洪水で、頭の中がアオリイカで一杯になってしまったのは言うまでもない。こう、と思ったら即、実行しないと気が済まないのが彼の性格。何度かチャレンジしたのだが、シーズン前で釣れるわけもなく、悔しさだけが積もりに積もっていった。

「シーズンになれば釣れるから・・・」の言葉にも納得いかず、何度か釣行を試みたが、ことごとく、アオリイカの前に惨敗をくらった。他の魚ではこれほどまでに惨敗をくらったことがない! とプライドをズタズタにされ、アオリイカにどっぷりと汚染されてしまったマッツン。ど〜なるのか?

彼に火をつけてしまった張本人として、責任は重大。そろそろ彼にアオリイカを釣ってもらわないと・・・。ということで、移動を繰り返すよりじっくり粘ったほうがいい結果が出るエリアという名目の上、(本当は僕自身が気になっていた)熱海の沖堤に決定した。熱海の大堤防でも釣れはじめていたのだが、テトラが苦手ということで、人の少ない沖堤となったのである。

今回の参加者は、マッツンと“ドゥー”こと、近藤時子さん、そして、イカオヤジの鈴木さん。私の4名。

6:30 渡船時間に熱海の第1富士丸を訪れ、タックルを船に積み込み、期待で胸がはち切れそうな面々。当日は天気も良く、べた凪。アオリイカ日よりとはまさにこの日以外、いつを指すの?というくらいのグッドコンディション。

堤防に到着、逸る気持ちをおさえることが出来ないマッツン、早速スタート。さあ、船が迎えに来るまでの9時間半がど〜ゆ〜ことになるのか?

はじめは外側のディープエリアをチェックしていたが、30分やっても反応がない。それではと、内側の覗いてビックリ。堤防際に生える海草の上にアオリイカが数匹ホバーリング!

「マッツ〜ン! アオリ、一杯浮いてるよ〜」の言葉に目の色を換えてすっ飛んできた。その時、私に初ヒット。「グイ〜ングイ〜ン、しちゃってる〜?」とマッツンは興奮気味。その光景を見ていたイカオヤジも今、私がヒットしたポイントでヒット!入れ掛かりだ。

イカギャフで取り込み

だが、この後はプッツリとバイトが遠のいた。でもマッツンは見えるアオリに夢中。

「を〜! 追ってる、追ってるよ〜!」「あ〜、いっちゃった・・・。」と終始、興奮状態が続いた。しばらく経ったとき「乗った〜!」と沖堤に激震が走る程の大声! マッツン待望のアオリキャッチとなった。サイズは400g前後と小振りだったが、そんなことはお構いなし。アオリはアオリである。おめでとう! マッツン。その後「一杯釣れれば、後は不思議なくらい釣れ続けるよ」の言葉どおり、マッツンはこの日3杯のアオリイカをゲット。

後はドゥ〜を残すのみ。大丈夫だよ、釣れるから。と安心しきっていたのが間違い。温かくなった分、なんと予想に反して、いままでべた凪だった状況は一辺、風が吹きだした。これじゃ、釣りどころじゃないよ〜。風が出る前は途中、1.5kg以上と見えるアオリイカが現れたりと一日が大興奮で終了。

マッツンやったね

結局、4人で8杯のアオリをゲット! もちろん、このあと祝杯をあげての大宴会になったのは言うまでもない。さあ、今度は何時にする? マッツン? 何時でも、お供させていただきますぜ!