RISE Fishing Report

浜岡原発で大爆釣

浜岡原子力発電所

2001年1月17日

対象魚:メッキ(ロウニンアジ・ギンガメアジ・カスミアジ)
場所:静岡県・浜岡原子力発電所
釣果:★★★☆☆

今年は浜岡原発でライトゲーマーのアイドル“メッキ”の大爆釣がつづいている。それも今までにないくらいの凄さで被害者続出。

型のいいメッキ

もちろん被害者とは、浜岡にハマッてしまったアングラー達のこと。あんな状態を一度でも味わったら片道3時間の道のりも苦にならなくなる。もう、当然のごとく毎週の浜岡巡礼が始まってしまうのだ。交通費だってバカにならないというのに・・・。でも、通っちゃうんだよね。

どこにそこまでハマッてしまう理由があるかというと、まず、ここのメッキはとにかくデカイ!。手の平サイズなんて生易しいもんじゃないぞ。中には60cmを越えるサイズもいるのだ。そう、メッキどころかGTと呼んでもおかしくないサイズがいるのである。過去には10kgを越えるサイズもゲットされていると言うんだから。

さらに、手の平サイズはスクールを見つけてしまえば入れ食い状態。マジメにやれば一日3桁も夢じゃないのである。

12月中旬、「浜岡が釣れている」との情報が入った。即、ヘビーとライトの2タックルを用意してパラダイスの浜岡原発へと車を走らせる。ビッグサイズは暗い時間にヒット率が高い。サーフスター SGP-116H にVAN-STAAL 200 をセット。PE ジギング 20Lb にリーダーとして 30Lb を接続。ルアーは、ここでの私のお気に入り、ディープリッジ 3.5oz をチョイスした。

海面は、温排水が出ている証拠に湯気で一面真っ白。地形を読んで探りを入れてみるが反応なし。日の出とともにタックルをチェンジ。ライトタックルで数釣りに走る。

遠浅な地形のためロングキャストが必要となる。サーフスター 76SL に 2 Lb のロックハイパーがグッドバランス。もちろんこれだけライトだとラインブレイクの心配もあるが、それくらいの方がスリルがあって楽しいのだ。ルアーは、通称エサと呼ばれるバブルダンサー40&60。答えは簡単! エサ並に釣れるルアーなのだ。これなら飛距離も出せるし、トップなので魚を探すこともできる。

コイツを投げまくり、どこにスクールがあるかを探すのだ。スクールさえ見つけてしまえば入れ食い間違いなし。あとは楽しむだけ。キャスト、ファイト、リリースをマシンのように繰り返し、結局3時間で60本位ゲット。ルンルンで帰宅。

その後、この情報をもとに被害者続出。年末に浜岡を訪れた仲間も40本ずつゲット。これでハマり、今月半ばにまたトライしたとか。この時も30本前後ゲットして、ドップリとハマッている。

カスミアジ

未だ絶好調の浜岡原発。1月17日、クレイジーアングラー3名を乗せた車が東名を走っていった。今回は私の他に2名。散々みんなから凄い情報を聞かされ頭の中でメッキがボイルしまくっている野谷さんと、1ヶ月で3回も浜岡へ通った鬼頭くん。

車の中はメッキ爆釣を夢見てハイテンション。この日も暗い時間から狙ってみるが反応はなかった。辺りが明るくなる頃、鈴木さんとも合流。4人でキャストを繰り返す。が、当日は西風が強くライトタックルでは厳しい状況。フッと3号、4号の排水口へ目をやると沖でトリヤマが立っている。即、移動してペンシルをキャストするが届かない。

バブルダンサー60にチェンジしてロングキャスト。ボイル直撃ワンアクションで 76SL のバットが曲がり、ドラグが滑りっぱなし。止まらない。1ヶ月違うだけでここまで育っちゃうの? それともデカいのか? 何もできないまま走られ、ラインブレイク。

ライトタックルでは無理と、たまたま持ち合わせていたサーフスター 106M &ロックハイパー 12Lb にシーブレード 1.5oz をセットし直してトライ。フォーリングでカツンとヒット。上がってきたのは30cmクラスのカスミアジ。12月に来たときはギンガメだけだったのに......ラッキー!!

「カスミはめったに釣れないんだよ」と野谷さんに説明していると、野谷さんにもヒット。アレッ? カスミだ。

またヒット! これまたカスミ。今日はどうなってるの?

浜岡の海岸

普段なら朝一だけのトリヤマが消える様子を見せない。ベイトが溜まったまま動かないのか、トリヤマの位置も動かない。普段ならシャローに入ってくるのだが、寄ってもこない。

トリヤマの位置でメッキのスクールの位置を確認して、手前に寄ってきた時を狙ってキャスト。だが、シーブレードではすぐにボトムに着いてしまう。そこで、DUO の SO-B にチェンジしてスローにフォーリングさせる。

これがドンピシャとハマッた。キャスト後のリフト&フォールで連続ヒット。パターンと群の場所さえ見つけてしまえばこっちのもの。面白いようにヒットしてくる。だが、波が強く全身びしょ濡れ。ウェーダーの意味がないのではと思えるほど。でも温排水なので寒くはない。

「ここまで来たらびしょ濡れでもいいや! 釣るだけ釣ったる」

結局、私は30cmクラスを10本前後ゲットして終了。もちろん、他の3名も今回の釣果に不満の様子でさらにドップリとハマったようだ。次回こそ入れパクを味わうぞ。

「来週も出撃だー!」

今度は着替えを持って行こうっと。さすがにエアコンガンガンで帰ったけど寒かった〜。