RISE Fishing Report

南国?宮崎釣行記

2000年12月11〜14日

対象魚:メッキ・シイラ・カンパチ・ヤガラ
場所:宮崎県
釣果:★★★☆☆

「宮崎はすげえよ!! きっと野呂はハマっちゃうね」

何が凄いのかと言うと、それは魚影の濃さである。オフショアではシイラ、カンパチ。ショアからはメッキ、シーバス、その上、あの幻の魚アカメが狙えるし、最近注目を浴びているビッグファイター、オオニべも釣れる。

ライトゲーム

こんな数多いターゲットが潜んでいる宮崎に一度は行ってみたいと思っていた。ところが、ひょんな事から九州行きが決定し、憧れの宮崎で釣りまくることに。

今回の宮崎釣行は、SW はおまかせの原田さんと、本多さん、人妻シスターズの永登さんと私の4人。でも、4人では右も左もわからないので、助っ人にご登場いただくことになった。宮崎の漁労長、ソルト&ストリームでお馴染みのクボやんこと窪田さんである。

私は用事を済ませるため一日早く九州入り。そして、翌日原田さん達と合流することになった。空港には窪田さんが迎えに来てくれ、私の用事を済ませた後、シーバス&アカメ狙いで耳川へ。

『おお! 目の前に、よく雑誌で目にする光景が広がっている』

まずは、アカメの一級ポイントと呼ばれる場所(名前がわからない)でチェック開始。ミノー、バイブレーションとチェックするが反応なし。先行者もいたので耳川河口付近へ移動したが、ソウメンコ取りが多く釣りはできない。アカメは早くも幻と消えた。

次に移動したのが耳川近くの小さな流れ込み。ここではヒラスズキが出るということで、シーバックをキャストするが大潮の干潮時&強風で浅いし飛ばないしで、断念。明朝のヒラスズキに期待だ。

しかし、南国宮崎は何処へ行ってしまったのだろうか。とにかく寒い。平塚の方が暖かいぐらいだろう。なんでも前日まではポカポカ陽気だったとか。またもや、野呂マジックか!!

翌朝、車まで来てビックリ。フロントガラスが凍っている。絶対平塚の方が暖かかった。やはり野呂マジックだ。今年は何故か遠征すると天気が悪い。お正月はお払いに行かなければ・・・。

窪田さんに連れられ、朝マズメの一時をヒラスズキに賭ける。が波が弱く『ヒラスズキにはちょっとな』といった感じ。地形の変化している所を探し、周りよりも深みになっているエリアを発見。ボブペンをドッグウォークさせているとバシャ。ヒット。

ポイント一発目でヒットしたが簡単に寄ってくる。フッコクラスだし、波打ち際で強引ランディングと思ったのが間違い。浜には上がったのだがフックがポロン。引き波と共に消えていった。

ヤガラ

その後、宮崎空港へ原田さん達を迎えに行き、我々はそのままオフショアゲームへなだれ込んでいった。ボートは土々呂港の千広丸。ターゲットはジギングのイナダ、カンパチ。さらには、クリスマスドルフィンも狙おうということになった。

だが、今日は時間がないので、近場のジギングゲームだ。港から20分の行程でポイント到着。魚探で反応を探しジギング開始。ディープリッジ 3.5 oz を落とし込む。でも、潮が早く、50mの水深でもラインが横になる。

ボトムを取り、シャカシャカ。反応はない。ボトムを叩いているとゴン「きた〜」。でも、全然ファイトしない。なんと上がってきたのはデカエソ。

この後シャカシャカと言う音が一切しなくなった。「カンパチ狙いはどこへやら?」という感じで底叩きが始まったのだ。原田さんが30cm前後のカサゴ。本多さん、窪田さんがヤガラをゲット。むむっ! これがデカイ。

「私も〜」と永登さんもヤガラをゲット。これをスタートに、この後ヤガラのオンパレード。一発ヒットすると次々にロッドが曲がる。不思議なことに、釣れるに従ってサイズがアップしていくのだ。ヤガラのスクールに当ったのか? 船長も「こんなに釣れるのは初めて」なんて言っている。

と、その時、永登さんのロッドがバットから曲がった。どう見てもヤガラのファイトではない。ドラグを鳴らしてファイトを繰り返し、上がってきたのは本命3キロクラスのカンパチ。

全員絶句。そ・それは、スローなジギングだったから。『カンパチはハイスピードだろ』と頭の中はパニック状態。「カンパチは速めのジャークでね」なんて言ってしまった私はどうなるの?

本日はこれにて終了。明日はクリスマスドルフィンだ。

翌朝、やはり寒かった。沖にシイラは居るらしいが、急な冷え込みで果たして浮いてくるのだろうか。沖に点在しているパヤオを打流していくが、トップ、ミノーへの反応がない。ジグを沈めジギングをしてくると時折チェイスはするのだが、ある程度浮くとUターン。これをしつこく攻めていた原田さんがヒット。ペンペンクラスだがシイラはシイラ。

メッキ

12月でもシイラが釣れるとは、やはり南国宮崎のなせる技か? その後、反応がなくシャローへ戻りジギングをするが反応はイマイチ。何ケ所か回ってみたものの、釣れるのはヤガラとエソ、太陽も山陰に隠れはじめたところで THE END。

最終日、飛行機の時間までライトゲームのラン&ガン。まずは細島港から攻めていくとスロープで手のひらクラスがチェイスしてくる。だが、急な冷え込みでラピッドのスローなトゥイッチングや、ジグヘッドをボトムまで沈めてからシェイキングといったパターンでないとヒットがない。その後、何ケ所かチェックするが反応はない。

最後は耳川の河口でメッキとヒラセイゴをゲットして宮崎釣行は無事終了。今年はとことん荒れ男の私でした。来年は静かな日に釣りがしたいよー。